中学3年 コミュニケーション授業1
2017.12.05
今年も中学3年生のコミュニケーション授業が始まりました。文科省が実施する「文化芸術による子供の育成事業-コミュニケーション能力向上事業-」の枠の中で、各クラス全3回の演劇ワークショップを実施します。活動の中では10月の修学旅行の体験を元に演劇を創り発表する予定です。
今回は、多田淳之介さんに担当していただいたクラスの、1回目のワークショップの様子をご報告します。
多田さんは「東京デスロック」を主宰され、2010年より富士見市民文化会館「キラリふじみ」の芸術監督を務められ、2013年には韓国東亜日報が主催する東亜演劇賞演出賞を外国人として初めて受賞されました。つい先日には、東京芸術祭2018のプランニングチームに入り、APAFアジア舞台芸術人材育成部門のディレクターを勤められることが発表されるなど、国内外を問わず活躍されています。
多田淳之介さんとアシスタントの方々。
はじめに演劇について考える簡単なゲームをします。縄を使わない長縄跳びです。
縄を回している「ふり」をしている人の手の動きに合わせて何人かがジャンプしていくと、そこにないはずの縄が見えてきます。縄のイメージが共有されることで、みなは縄にあたらないように頭を下げて飛んだり、縄に引っかからないように大きくジャンプしたり、縄から抜ける時は早足になったりと、実際に長縄跳びをしている時のようなふるまいを始めます。
多田さんはその後で、縄が回っていてもジャンプしなかったり、避けることをしなかったりする人がいたら、縄は見えなくなってしまうということを、実際にやってみせながら説明しました。縄を回す人と縄を飛ぶ人とがイメージを共有することで、初めて大縄がまわりの人に見えてくる、つまりイメージを伝えることができるのです。
多田さんは「演劇は、想像力を使って見えないものを見せることができる」とおっしゃっていました。
次に、実際にここにないものを見せる活動として、学校のどこかの場所を静止画で表現する活動をしました。班員でイメージをすりあわせて、見ている人に伝える練習になっています。
休憩の後で、今度は動きやせりふをつけて場面を創っていきました。
授業の最後に発表します。
次回は修学旅行先で撮影してきた写真を使って班ごとに演劇を創っていきます。